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お知らせ

ワールドカップ (H.S.)

 サッカーワールドカップでの日本チームは残念でした。当初は前評判も悪く、期待もしていませんでしたが、結果としてよくやったとおもいます。

 その中で、対セネガル戦での時間稼ぎ作戦については賛否が分かれています。是非は別としても、あの形、状況になれば、他のチームも同じことをしていただろうと思います。

 サッカーとは違いますが、似たような状況が裁判でもあります。勝てば100の結果、負ければ0の結果という状況で、和解で、例えば50で手を打つこともあります。このようなとき、「せっかく裁判までしたのだから、最後まで強気で進めて裁判所の判断を受けるべきだ。自分が正しいと思うなら、結果を考えずに最善を尽くし、それで負ければ仕方がない。」という意見もあるでしょう。それは確かに正論です。 一方で、「裁判はあくまで結果がすべて。裁判をしなければ元々0のままだったし、仮に負けていればやはり0だった。そう思えば50でも結果が出れば裁判をした価値はある。」という意見もあります。それも正論です。

 私ども弁護士も、日々この正論の狭間で依頼者と共に悩んでいるのです。